石炭発熱検知装置

石炭火力発電所では、自然酸化による発熱現象が起こりやすく、サイロ内での火災発生が常に懸念されています。本装置は、各種のガス濃度を測定することにより石炭の発熱を監視する装置です。


特長

石炭の発熱を早期に検知
臭気センサーの採用により、従来のCO濃度による検知に比べて、3~4時間早く反応できる結果が得られています。

無線による監視が可能
サイロと監視盤の間を無線による監視が可能で、ケーブル布設が不要になります。

現状のシステムに追加が可能
現状のサンプリング配管に臭気センサーを追加することで、サイロ内の監視機能の向上を図ることができます。


成果 石炭発熱の早期検知(対CO比)

本装置は、火力発電所の大型サイロで検証を行い、一定の成果が得られました。


CO濃度(石炭のくすぶりの基準)と比較して臭気センサー信号は3時間~4時間早く反応する結果が得られました。


サイロ下部の温度が上昇した際にサイロ上部CO濃度が反応していない状況でも発熱状況を捉えることができました。


サイロの構造上、本臭気センサーだけで発熱状態全てを把握できるものでありません。
従来のCOなどのセンサーの監視機能の他、本センサーを追加して機能向上を図るものとして計画してください。


システム構成例


お問い合わせ


エネルギー・環境事業本部 エンジニアリング部 管理課
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